Norman Rockwell
ノーマン・ロックウェル
アメリカのニューヨーク出身のノーマン・ロックウェルは、アメリカを代表する画家であり、イラストレーターとして知られています。アメリカの文化を反映した彼のアートは、アメリカ国内で最も親しまれていると言っても過言ではありません。彼の作品が認知されたきっかけが、1897年に創刊した年6回刊行のアメリカ雑誌『The Saturday Evening Post(サタデー・イブニング・ポスト)』の表紙を、1916〜63年にかけて担当したことでした。アメリカ市民の何気ない日常を感情豊かに、時にはユーモアたっぷりに描いたことで、アメリカ人の心を惹きつけ人気を博しました。
また、1925〜76年と長きに渡り、ボーイスカウト・オブ・アメリカ(BSA)のカレンダーや出版物『Boy’s Life(現在のScout Life)』の表紙、その他の挿絵などを手がけたことでも知られています。それにより、シルバー・バッファロー章(BSAが授与する成人の最高賞)を贈られているほどです。
他にも『トム・ソーヤー』や『ハックルベリー・フィン』など40冊以上の本の挿絵、アイゼンハワーやケネディ、ジョンソン、ニクソンなど各大統領の肖像画、ガマルやジャワハルラール・ネルー、カーネル・サンダースなど著名人の肖像画など、多岐に渡る作品を生涯で4000点以上残しています。
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