シンプルなインテリアを活かしたヴィンテージポスターの飾り方。
ホワイトやグレーの壁にナチュラルウッドの家具を合わせたシンプルなインテリアは、ポップアートを飾るだけでイメージが劇的に変わります。
上質な紙と印刷が魅力のヴィンテージポスターなら、その効果は絶大!存在感がありますので、非常に洒落たインテリア空間という印象に早変わりします。
今回はシンプルなインテリアを使い、「クールなスタイル」と「挿し色を効かせたシンプルスタイル」の2種類のコーディネイト例をお見せします。
クールさを引き立てたインテリアスタイル。
ロバート・ロンゴの写真のような精密なモノトーン作品で、クールさを引き立てました。1枚でもいいのですが、縦長の作品ですのでこのように2枚並べて飾るとクールさがグッと押し出されます。このような作品は、フレームもブラックを選ぶとインテリアが引き締まり、より洗練された印象に仕上がります。
壁や家具はシンプルで観葉植物のグリーンが挿し色になったインテリアですので、そのテイストを壊さないようにナチュラルカラーのウッドフレームを使った淡い色調のピーター・ブレイクの作品をセット。クールさを求める場合は、色数の多い作品でも写実的なものを選ぶといいでしょう。
ロバート・ラウシェンバーグの作品は写実的なコラージュ作品で、クールなスタイルにピッタリです。縦長の作品を1枚だけ飾るようにしたため、ソファに対して中央に飾るのもいいですが、ソファをL字に配置した空間のため、サイドテーブルとのバランスを考えてあえてオフセットして飾りました。
シンプルかつクリーンな印象を引き立てたインテリアスタイル。
壁やソファもホワイトが基調で、家具のウッドもナチュラルを使ったインテリアは、クリーンかつ無垢な印象が強いです。ここにポスターで色を挿すと、その印象もアートも互いに引き立ちます。こちらは大きなサイズのバスキアの作品を飾ることで、カッコよさやクールな印象をプラスしてみました。
同じ空間でもキース・へリングのようなポップな作品を飾ると印象はまた変わります。シンプルな空間だからこそ、こういう作品が挿し色として効くんです。星条旗をモチーフにした大きめの作品を飾るだけで、クールかつ洗練された感度の高いインテリアに早変わりします。観葉植物はない方がその印象は強くなります。
こちらは、ジェームス・ローゼンクイストの作品を飾った場合。キース・へリングと印象は異なり、洗練されたデザインとポップな色使いが魅力の1枚です。シンプルな空間にはこういう作品も挿し色として効きます。縦長の作品でそれなりにサイズも大きいため、あえて床置きにすることで、オシャレ度数はさらに上がります。