

William Wegman
ウィリアム・ウェグマン
1943年にアメリカ・マサチューセッツ州ホリヨークで生まれたウィリアム・ウェグマンは、1965年にボストンのマサチューセッツ芸術大学で絵画の博士号、1967年にはイリノイ大学シャンパーニュ・アーバナ校で絵画の修士号を取得した画家。70年代初めまでに世界各国の様々な美術館やギャラリーで作品を展示されるようになり、個展も数多く開催した。
ロングビーチに滞在時、マン・レイと名付けたマイワラナーという犬種の愛犬を被写体に、人間に見立てたようなユーモア溢れる写真作品を制作。それらは世界中で支持され、マン・レイは写真やビデオ作品の主人公になっていった。マン・レイは1982年に他界したが、フェイ・レイという愛犬がその後を継ぎ、ポラロイドを使った作品制作も開始。フェイ・レイの子や孫犬も被写体にした写真やビデオは話題になり、ウェグマンは広告、書籍だけでなく、アメリカの人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』や人気チャンネル『ニコロデオン』で映画やビデオ作品も制作。『セサミ・ストリート』では1989年以来、定期的にビデオ出演もしているほど。現在はニューヨークとメイン州を拠点に、ペインティング、ドローイング、ビデオ制作、そして愛犬フロと写真作品の制作を続け、世界中で作品展も開催されている。
フィルター