Gilbert & George
ギルバート＆ジョージ

イギリスはロンドンを拠点に活動する作家『ギルバート＆ジョージ』は、イタリア出身のギルバート・プロッシュと、イギリス出身のジョージ・パサモアによるコンビ。2人は、ロンドンのアートやデザイン界の教育を牽引し、多くの著名人を輩出しているロンド芸術大学のセントラル・セント・マーチンズで出会い、在学中からずっと共同で『ギルバート＆ジョージ』としてアーティストとして活動している。

彼らは公衆の面前では常にスーツを着用し、アートの表現方法はパフォーマンス、写真、ビデオ、ドローイングと多岐に渡るのが特徴だ。中でも有名なのがフォト・モンタージュ。1970年代はモノクロ写真を多用していたが、80年代になると鮮やかな色を使ってデザインし、その上から格子状に黒い線を被せる手法で仕上げるようになり、多くの有名な巨大作品を生み出した。
また、彼らは自分たちの行動すべてがアートだと言い、自らを”Living Sculpture（生きる彫刻）”と称して活動する、アート界では異端の存在として知られている。