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「どんなアートをどこに飾るか」の法則。

アートを飾ってみたいけど、何を選んだらいいかわからない。そういう方は意外と多いはず。
そこで、今回は空間別にどんなアートを飾ればいいのかをお話します。

基本的にはアートもファッションと一緒。でも、常日頃から他人の目に触れるものでもありません。そこがファッションと大きく違います。アートを飾ることで「ご自身の満足度を上げ、充実した日常生活を送る」というのが、アートの存在意義の最たるものだと思います。お好きなものをお好きなように飾って、ご本人が気持ちよくなれるのが一番ですが、やはり少しでもカッコよくオシャレに見せたい。そんな時の参考にしてください。

考え方としては、空間作りの「キメ」になるのがアート。つまりファッションでいうと、帽子や靴と同じような感覚です。何か足りない、何か締まりがない、、、そんな時にバシッと決め手になるのが、アートなのです。

まだポップアートを飾ったことがないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

リビング

(1) スタイリッシュにするならモノトーン系、インテリア系のアートを飾る

テーブルや椅子、キャビネットなどをブラックやダークブラウン、またはホワイトで統一すればするほど、その空間はスタイリッシュな印象になります。そんな雰囲気をさらに引き立てたい場合は、インテリアをモチーフにしたアート、写真アートがオススメ! 原色やポップな色がある作品を選ぶ場合でも、黒い色がバチっと効いたものを選ぶと、より締まった空間になります。もしスタイリッシュになりすぎた場合は、黒い色を抑えめのアートにすると、尖った印象が和らぎます。

シンプルに白を基調としながら、こげ茶で揃えた空間はスタイリッシュな印象。その雰囲気を崩さないように、すべてブラックのアルミフレームで額装も統一しました。モノトーン空間で観葉植物のグリーン以外に色味がないため、バチっと赤を挿し色に使って空間を締めました。

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(2)温かみを演出するなら、色味のあるポップなアートを飾る

ウッドの色合いがナチュラルに近くなればなるほど、その空間は温かみのある印象になります。しかし、温かみのある空間というのは、ぼんやりして締まりのない印象になりやすいので注意が必要です。そこで、アートを飾って空間を引き締めましょう。温かみのある雰囲気を引き立てるため、ポップな印象のものを飾るのがオススメです。色合いだけでなく、描いているモチーフも重要。ディズニーやアメコミなどをモチーフにしたものもいいでしょう。アートのタッチも重要です。手描き感の強い作品ほど合いますし、落書きのように見える作風のものも映えますよ! 

ウッドを活かした温かみのある空間ですので、それを引き立てるためにポップなアートを飾りました。今回はカチッとしたタッチのものではなく、デイヴィッド・ホックニーとジョルジュ・ブラックの柔らかいタッチの作品を飾りました。大きいものを1点より、程よいサイズ感のものを複数飾る方が、より温かい雰囲気になります。

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(3)階段や廊下には同じサイズのものを整然と飾る

階段横や廊下の壁などは、同じサイズ感のものを整然と飾るのに最高のスペースです。特にシリーズものを飾るのもいいでしょう。注意点は、なるべく同じフレームで統一すること。そうすることで、空間が引き締まります。

白を基調にしながら、ウッドとアイアンを使ったスタイリッシュな空間ですが、こういう空間は意外とどんなアートでも飾りやすいです。写真などモノクロ系のアートを飾ればスタイリッシュな印象が強くなりますが、今回はあえて「これぞポップアート」という作品を選びました。アンディ・ウォーホルのキャンベルスープ缶の作品、アンディ・ウォーホル×キース・ヘリングのモントルー・ジャズ・フェスティバルの作品で空間に色を挿しましたが、どちらもアルミフレーム(シルバーカラー)で統一し、スタイリッシュな印象はそのままに、ポップさをプラスしています。

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(4)アート1枚でオシャレ感UPするなら、家具の色を拾う+挿し色になるものを飾る

あまりゴチャゴチャした空間にしたくないけど、アートでオシャレな印象にしたいという場合は、大きめのものを1枚飾るといいでしょう。その場合、家具の色をアートで拾うこと(家具と同系色を選ぶこと)で、統一感があってすっきりした印象をキープしたまま、オシャレ感を演出できます。ソファやラグなどと同系色のアートを選ぶのが簡単です。

ソファの青系の色を拾い、アンディ・ウォーホルの牛の作品をチョイス。サイズが大きく、ソファと同系色のため、1枚でも存在感がありながらすっきりした印象はそのまま。しかも黄色が空間の挿し色になり、オシャレ感がかなりアップしました。

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ダイニング

(1) 温かみのあるアートで楽しい空間を演出しよう

ダイニングは食事をする場所ですので、料理の邪魔にならないアートを飾りましょう。やはり植物や風景をモチーフにしたものがオススメです。また、ワイワイと楽しい雰囲気を盛り上げたいという場合は、キャラクターをモチーフにしたアートを飾ってもいいと思います。

観葉植物を飾るように、ゴッホのひまわりとリキテンスタインの風景モチーフの作品を飾りました。楽しい雰囲気を盛り上げるため、明るくポップな色使いのものを飾るのがオススメです。

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こちらも白にナチュラルウッドを基調とした温かみのあるダイニング。何気ない空間も、リキテンスタインの漫画『タンタンの冒険』の主人公タンタンを描いた作品を飾ることで、楽しげな印象に変わります。

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寝室

(1) 植物や風景をモチーフにしたアートで安らぎ空間に!

寝室は心やすらぐリラックス空間。あまり主張の強いものは飾らない方がいいでしょう。観葉植物を置くのと同じ感覚で、植物モチーフや風景モチーフのアートを飾るのがオススメです。温かみのある空間にしたい場合は色味のあるアートを飾ると、その雰囲気が引き立ちます。

白×ナチュラルウッドのシンプルの寝室で、色味は観葉植物の緑だけ。少し温かみをプラスするために、アンリ・マティスの作品を飾りました。ほぼ同じサイズの2枚で、ともに植物がモチーフ。マティスは植物や鳥をモチーフにしたものが多く、こういう空間には飾りやすいです。どちらもベッドに合わせてナチュラルウッドのフレームで額装し、統一感もキープしました。

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(2) 可愛らしい雰囲気を少し締める場合は、黒が強いアートが飾る

落ち着いたトーンの寝室は、時に可愛らしい印象になりすぎる場合があります。そんな時は、黒がバチっと効いたアートを飾ることをオススメします。モチーフは植物や風景、動物がオススメ。特に黒が効いた作品となると、動物モチーフが探しやしと思います。空間全体が引き締まり、温かみがあってスライリッシュな印象の空間になります。額装するフレームは、ベッドの色合いに合わせると、より統一感のある空間になります。

こちらもシンプルな寝室ですが、頭側の壁だけ淡いグリーングレーになっています。柔らかで温かい印象ですが、少しぼんやりした印象だったため、黒が効いたジョルジュ・ブラックの鳥をモチーフにした作品を飾りました。メリハリがあり、スタイリッシュな印象がプラスされたことで、寝室全体の印象が引き締まりました。

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玄関

(1) 殺風景な玄関は温かみのあるアート1枚で印象はガラッと変わる!

人が出入りする玄関は、家の中で最も色々な人の目に触れる場所。綺麗にすればするほど、殺風景になりがちです。ドアを開けた瞬間でその家の印象が決まりますので、やはり温かみは演出しておきたいところ。そこで、柔らかいタッチで色使いのあるポップな作品をサラッと1枚飾ることをオススメします。これだけで印象はガラッと変わります。

シンプルですが、壁沿いのデイヴィッド・ホックニーのヴェニスビーチをテーマにした作品を飾り、玄関を彩ってみました。フレームは靴棚などに合わせてこげ茶をチョイス。こうすることで統一感が生まれ、アートの色使いが挿し色としてより効果的になります。

白×ナチュラルウッドの非常にシンプルな玄関。温かみのあるノーマン・ロックウェルの作品を選び、さらにマット付き額装にすることで高級感と上品な印象もプラスしました。アートを飾るスペースが少なくても、1枚飾るだけで印象はかなり変わるんです。

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(2) スタイリッシュな玄関にしたいなら思いっきりポップアートを!

空間に余裕があり、スタイリッシュな印象を引き立てたいなら、アンディ・ウォーホルのようなポップアートの代表的なものを飾るのがオススメ。ドアを開けてすぐに目に飛び込む空間が、圧倒的にスタイリッシュで洒落た印象になります。特に北欧や和のテイストを入れたシンプル空間なら、ポップアートがかなり効果的です! こちらは白とナチュラルウッドのシンプルな空間ですので、アンディ・ウォーホルの靴、マリリン・モンローをモチーフにした作品、バスキアの作品を選び、黒を効かせて全体を引き締めました。かなりスタイリッシュな仕上がりです。

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