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Keith Haring
キース・ヘリング

1958年にアメリカ・ペンシルバニア州のレディングで生まれた画家。1978年にニューヨークへ移り、スクール・オブ・ビジュアル・アーツに入学。1980年にニューヨークの地下鉄駅の構内で使用されていない広告掲示板に黒い紙を貼り、その上にチョークで絵を描く『サブウェイ・ドローイング』でアーティストとしての活動を開始。わかりやすいシンプルな線で描くキースのドローイングが、ニューヨークの通勤客の間で評判になり、その名が知られるようになった。
その後、ニューヨーク・ソーホーの大手画商トニー・シャフラジの後押しから何度か個展を開催してその知名度をさらに高め、絵画や彫刻、舞台デザイン、コスチューム、ポスター、レコードジャケット制作など様々な分野で活動。さらには、自らデザインしたアイテムを販売する『ポップショップ』も展開し、1988年には東京の青山に『ポップショップ東京』をオープンしてブームを巻き起こした。

基本的に「アートは大衆のためのものである」と提唱し続け、マンハッタンやシドニー、メルボルン、リオデジャネイロ、アムステルダム、パリなど世界各地の公共の空間で壁画を制作する傍ら、子どもたちとワークショップも開催するなど様々なプロジェクトも手がけ、アートを通じて社会活動に積極的に関わり続けた。ニューヨーク出身のジャン=ミシェル・バスキアやアンディ・ウォーホルとも親交が深く、特にウォーホルとは共作も遺している。ストリートアートの先駆的存在。

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